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チアリーディングは、子供から大人までそれぞれの年代で楽しみながらできて、様々な効果が得られるスポーツです。単にダンスを踊るだけではなく、頑張っている選手やチームの応援を通して“一体感や感動を共有する”といったスポーツの新たな楽しみを知ることもできます...
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連載 article vol.59
「第35回たたら祭り」(東川口ロミフルズ)&夏チア2013(A-1ラブクローバー)
 
暑さ寒さも彼岸までと言いますが、本格的に秋が深まる前にアツ~い夏イベントの様子をレポートしたいと思います。あの暑~い夏の日を思い出しながら、お楽しみください。
 
2013年8月3日(土) 第35回たたら祭り (東川口ロミフルズ)
 
地元・川口で開催される『たたら祭り』。オートレース場をメイン会場に、様々なライブやキャラクターショーといったステージパフォーマンス、フリーマーケット、ゲームコーナーなどがあり、毎年大勢の人で賑わう大きなお祭りです。フィナーレには3000発の花火も!ロミフルズは今年で3回目の出演ですが、学校の友だちなども気軽に観に来られるので、メンバーもとても楽しみにしているイベントの一つです。

しかしロミフルズはつい先週もイベントに出たばかり。(Dazzling Style vol.56でご紹介した『チアコンペティション』です。)パフォーマンス内容が違うので、たった1回の練習でダンスはもちろん、移動やロールの変更を完成させなければなりません。『チアコンペティション』でいただいた「スマイル賞」「チームワーク賞」に相応しく、明るく元気で力強いパフォーマンスで盛り上げましょう!

当日も集合後さっそく練習です。イベント会場がオートレース場ですから、練習も屋外。灼熱の駐車場で行いました。体調を考え、短時間でフォーメーションや移動など重要なポイントを確認していきます。が、幼稚園年長~小学校2年生のキッズクラスは、暑さもさることながら他の出演チームに気を取られて集中力が保てず・・・。
『暑いから1回しかやらないよ』と言っているのだから、その1回ぐらい集中しなさい!
ついついよそ見ばかりして先生に叱られてしまいました。
 
そして本番。ダンス4曲で構成された15分のステージです。今年は観客参加型のダンスなどを入れずにロミフルズのパフォーマンスで魅せていきます。
直前に行った1回だけの合同練習からの三日間でそれぞれしっかり練習してきたようで、ダンスはバッチリ!先ほど確認したところもちゃんと出来ていました。
そしてこのイベントで一番よかったのがユースクラス!4人という少ない出演人数でしたが、一人一人がイキイキと、かつ丁寧な演技ができており、4月からの成長を多いに感じました☆
全体的な反省として感じたのは、声がとても小さかったことです。昨年までのロミフルズは、“声が大きく元気いっぱい”な演技を見せられていたのですが、今年はダンスが上達した反面、声が小さくなってしまいました。また、キッズクラスでは途中、自分の踊る位置が分からなくなり間違った位置のまま最後まで踊ってしまったメンバーがいたのも残念でした。フォーメーションはチアリーダーのパフォーマンスの基本です。そしてこれは準備をしっかりしてくれば防げるミスです。解散前に先生からあった「1人のミスはチームのミス」という話をしっかりと胸に刻んで、準備万端で臨んで欲しいと思います。
 
ところで今回、ロミフルズの前もキッズチアチームのパフォーマンスでした。しかも総勢100名超?!と思われるビッグチーム!10人前後で10チームに分かれ、次々と踊っていくのですが、ユニフォームもチーム毎に違っていて、とても豪華でした☆

今回のロミフルズは、ダンス自体は良かったのですが、チームとして“もっと”を期待させる内容でした。その“もっと”を実現するために、キッズ・ジュニア・ユースそれぞれの良さを発揮しつつ互いに伸ばし合い、チームとして全体力も上げていって欲しいと思います。
 
2013年8月4日(日) 夏チア2013 (A-1ラブクローバー)
 
『夏チア』は2008年にスタートしたコンテスト形式のチアリーディングイベントです。第1回はフジテレビのお台場冒険王(現在の『お台場合衆国』)で、第2回以降は味の素スタジアムで開催されています。コンテスト形式といっても実技レベルを競うことに特化せずに子どもたちがチアリーディングを楽しみながらチームメイトと一緒にスポーツとしての経験を深めることを大切にするという趣旨に共感し、ラブクローバーは第1回から出場しています。未就学児童を中心とした「リトル」部門、小学生を中心とした「ジュニア」部門、中高生を中心とした「ユース」部門に分かれており、今回は「ジュニア」部門に2チームエントリーしました。

当日は、やはり猛暑!5万人を収容する味の素スタジアムはスタンドに屋根がありますが、それでも暑い!!出場チーム数が多く長時間に渡る『夏チア』は熱中症対策も大事なポイント。こまめな給水や効果的な休憩を入れて出番に備えます。
先に出場番となったのは、アドバンスクラスのチームです。
ダンスは、ちょっと難しいか?と思われる動きも入れられていたのですが、しっかり出来ていました。他の部分もここ1〜2ヶ月みんな家で頑張って練習してきたのがよくわかる上達ぶりで、ちょっと感動☆
ただ、本番までフォーメーションを覚えられないメンバーがいたのが残念でした。今回の構成は移動が多く、全部で4パターンほど覚えないといけないのですが、決して覚えられないものではありません。出場前月のレッスンで先生から「チアは一人でやるものでないのだから、しっかり周りを覚えないなら今後演技にフォーメーションチェンジなんて入れられません!」という話もあったにも関わらず、直前のリハーサルでも迷子が数名・・・。フォーメーションを覚えるのはダンスを覚えるのに比べて地味な作業ですが、美しいフォーメーションチェンジは“魅せる”要素になり得るものですし、パフォーマンスの大事な要素でもあります。次回のパフォーマンスでも変わらずフォーメーションチェンジが組み込まれていることを祈ります。

そして、ユース+マスタークラスで構成されたスペシャルチームの出番。
とても頑張っていました!が、個人のミスの多さが目につきました。いつもだったらやったこともないようなちょっとした小さなミスばかりでしたが、終わった後、先生の「一回でもミスした人、手を挙げて!」の言葉に8人ほどの手が・・・。
手を挙げさせたのは、ミス自体を責めたい訳ではありません。このパフォーマンスに対する個々の準備不足について考えほしいのです。
ユースクラスは学校や部活、塾などが忙しいということもあって、今回も普段のレッスンはもとより直前レッスンや合同練習でも欠席が多く、全員が顔を揃えるのは本番で初めてという状況だったので、パフォーマンスをチームで自信を持って仕上げることが難しいのは確かなのですが、それでも個人のミスは防ぎようがあるはずです。
実はラブクローバーにユースクラスが出来たのは今年の6月。マスタークラスから繰り上がった6年生以上のメンバーたちは、ユースとして小学生クラスではやったことのないテクニックに挑戦することになりました。今回のパフォーマンスにもそれらのテクニックは入っています。たった2ヶ月でよく頑張った!と思いますが、“パフォーマンス”としてはまだまだ。引き続き頑張って欲しいと思います。

ちょっと厳しいレポートになってしまいましたが、ロミフルズもラブクローバーもイベントに出る度に確かな成長を感じさせてくれているチームです。感じさせてくれるからこそ“もっと”を期待してしまう。良さをもっともっと多くの人たちに知って欲しい!と思うのです。
ともかく、両日共まさに“猛暑な一日”の屋外イベントでしたが、体調を崩すメンバーも出ず、最後まで無事に過ごせたのはとても良かったです。
イベント出演は成果を得ることも大切ですが、大前提として無事に終えることも大切です。
スクール事務局を担う一人として、メンバーの頑張りに感謝すると共に、保護者の皆さまのご協力と先生方の工夫と対応に改めて御礼申し上げます。
 
 
   

☆東川口ロミフルズ
2007年9月発足。34名在籍(2013年8月現在)
東川口の会場で週1回レッスンを行い、スポーツシーンでの応援やイベント出演等を中心に活動している。
・メンバー:年長~高校生
・レッスン会場:東川口(FFC東川口)
・HP:http://terrademy.com/kawaguchi/

☆A-1ラブクローバー
2007年4月発足。68名在籍(2013年8月現在)
NAスポーツクラブA-1笹塚で開講されているキッズチアリーディングスクールのメンバーで構成されているチーム。
・メンバー:3歳~高校生
・レッスン会場:笹塚(NAスポーツクラブA-1)
・HP:http://www.nacs.co.jp/kids/
   
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